引き続き3世代家族旅行を続けていきます。90代の祖母も連れての旅行のため、箱根美術館の後は宿でゆっくり過ごすプランです。強羅駅まで宿の車で送迎していただけるということで、到着後宿に連絡しピックアップをお願い。
さて、どんなお宿かワクワクです・・・
強羅駅から宿へ
強羅駅前に、黒塗りの車が現れました。祖母の乗っている車椅子やウォーキングスティック、小さなキャリーバックも無事にトランクに収まり出発です。
5分ほどで宿に到着。
祖母は先に車椅子に乗せていただき、石段がない通用口から案内していただきました。私たちは正面玄関へとエスコートされます。
さて、肝心な本日のお宿はこちら!
強羅花壇です!
段差もあるため、安全のためにも祖母は車椅子で移動しています。
エントランスで体温測定と手指消毒をすませて、まずはチェックインです。
冷たいお茶をいただき、こちらからはお部屋を担当していただく方に施設の案内をされながらお部屋に向かいます。
祖母は車椅子ですので、別のルートで階段下で合流。
階段を降りると目の前には・・・
強羅花壇で特に有名な回廊。
床には、鏡のような、それでいてよく見ると縦と横にうっすらと立体的なラインが入っているのが見えます。
独特の風合いがありますね、綺麗なタイルだなと思っていましたが、よくよく調べて見ると「瓦」なのだとか。
気になって瓦とタイルの違いを調べてみたのですが、いまいちわからず・・・もしお分かりになる方は、ぜひコメントお待ちしています。
お部屋に到着
今回宿泊したお部屋はスタンダード客室Aタイプ。
お部屋に案内していただくと、すぐに気づいたのがこちらのテーブル。
公式ホームページをご覧いただくとすぐお分かりいただけると思いますが、今回宿泊したスタンダード客室Aタイプは通常「座卓と座椅子」が置かれているようです。
実は、高齢の祖母はお膝ができないため、強羅花壇に事前にご相談していました。
その際にご提案いただいたのが、テーブル席の設置です。簡易のテーブルなのかな?と思っていましたが、以外としっかりしていて色味もお部屋に合っていて素敵でした。
お部屋をいろいろ見たり、温泉に向かう前に、お着き菓子(ウェルカムスイーツ)をいただきます。
涼やかな蓮の葉を象ったお皿には、きなこたっぷりのわらび餅が!
香ばしいきなこを纏って、たっぷりのこし餡が薄いわらび餅で包まれています。わらび粉独特の滑らかさも楽しめました。
強羅花壇で提供されているわらび餅は、箱根で有名な和菓子のお店「ちもと」のもの。
「ちもと」と言えば、一番有名なのは「湯もち」かと思いますが実はわらび餅もおすすめなのです。
日持ちも2日間、繊細なお菓子のため日持ちも短い・・・。箱根湯本に立ち寄る方はぜひ「わらび餅」チャレンジしてみてくださいね!
連休や夏休みなどの期間は、かなり混み合うので注意が必要です。
どうしても購入したい、という方は公式WEBページに「来店予約」の記載があるためあらかじめお店の方にご相談しても良いかも。
TEL:0460-85-5632 (営業時間:9:00~17:00)
催事店舗でも「わらび餅」が販売されることがあるようです。もしなかなか箱根には行けないけれど是非食べてみたいという方は
「ちもと」公式ページの催事情報をチェックしてみてくださいね。
ちもと公式WEBページのトップでスクロールをすると「新着情報」が確認できます。
お部屋をチェック
ウェルカムスイーツをいただき、早速部屋風呂やアメニティーなどを確認してみましょう。
洗面台はシングルボウルですが、広々としたスペースがあるため使いやすかったです。
飾られているお花がかわいらしいですね。
アメニティーは強羅花壇のロゴ入りの立派な木箱に入っています。
蓋を開けてみると・・・
中にはぎっしりとアメニティーが詰まっています。
強羅花壇のアメニティー
強羅花壇では、2ブランドのアメニティーがセッティングされていました。
まずば、「SENSAI」。
初めて聞いたブランドでしたが、こちらはKanebo(カネボウ化粧品)のラグジュアリーラインです。
SENSAI:貴重な小石丸シルクのような輝く美しいシルクスキンへ
カネボウのブランドウェブページをチェックしたのですが、プロモーションビデオの雰囲気が個人的に好きだったので貼り付けて見ました。
お部屋に備え付けられていたものは、
- クレンジングオイル(8mL)
- クリーミィソープ(8mL)
- ザ ローション(8mL)
- ザ クリーム(2mL)
1泊では使いきれない量ですね、せっかくなので温泉上がりに贅沢に使いたいものです。
ソープとボディ&フェイス用クリームジェルは「福美水」というブランドの商品でした。
福美水:日本でもなじみ深い薬草(よもぎ・隈笹・しらかば)をふんだんに使ったスキンケアブランド
固形石けんは左右で色違いなのが面白いですね。ざらつきや毛穴汚れにはクレイ(グレー側)、 肌荒れには大根(白側)を多めに使いたっぷりの泡で洗ってください。さっぱりするのに、やわらかな洗い上がりを期待できます。
福美水のスキンケアは、
- クリームジェル(30g)
- オーガニック石鹸(20g)
の2つが備え付けでした。
スキンケアアイテムがこれだけあれば安心ですね、旅行の際はサンプルでいただいたものを持っていくことが多いのですが、必要なかったようです。
宿にボディージェルまであるのはうれしい誤算でした。
強羅花壇の浴衣
強羅花壇では、浴衣が2種類用意されていました。
1つめは、館内でも着て歩ける浴衣と半纏のセット。
2つめは、寝間着として使う浴衣です。
こちらの写真は、館内どこでも着ていられる部屋着です。到着後すぐにこちらに着替えて、リラックスモードに・・・
強羅花壇の巾着袋も一緒においてありました。温泉に行くときにはこちらに入れて移動できますのでビニール袋などに小物を入れて持ち歩く必要はありません。
部屋からの眺め
今回宿泊したのは、スタンダードのお部屋です。小さなお庭があり、季節を感じることができました。
夏の箱根は青々とした木々が茂り、風や光、時間とともに移り行く自然の美しさが魅力的です。
露天風呂付きのお部屋など色々タイプがありますので、次回は違うお部屋を試したいな・・・など想像してしまいます。
和を感じる景色に、百合の花が風に優しく揺られていました。
広縁にはソファと、
寝椅子もあるので、お風呂上がりはお部屋でお庭を見ながらのんびりも素敵ですね。
迫力の部屋風呂
今回の宿泊で、良い意味で裏切られたのが部屋風呂です。
露天風呂があるとついついそちらばかりを優先してしまって、お部屋のお風呂では足を洗う程度になりがちなのですが・・・
檜のお風呂です!ひのきの香りが大好きなので嬉しい!
お風呂場に入っただけでもヒノキの香りがしたので、湯船にお湯をはったらときにはさらに香しくなること間違いなしです。
同じくヒノキの香りが大好きな母と、大浴場に行ったあとに、寝る前はヒノキ風呂で少し身体を温めようという話になりました。
部屋風呂にこんなにワクワクすることがあるなんて、最高の驚きです。
大浴場で全身洗うので、こちらでは足浴だけの予定ですが一人で使うには十分な広さです。
温泉やプールなど複数の方が利用する施設に行ったときは、感染予防のために必ず足浴をしているのですが、今回はお泊まりなので部屋風呂がありがたい・・・
大浴場へ
お部屋にて一通りゆっくりできたので、さっそく大浴場へと向かいます。
大浴場の写真は、公式ホームページのギャラリーを参考にどうぞ。
内風呂と外風呂があり、両方とも広々としていました。
強羅花壇の温泉は加水なし、加温ありの単純温泉。ゆっくりとつかると身体がいつまでも温かく、肌もすべすべになり、温泉に来たなと実感させてくれますね。
お風呂場にはアロエ塩という緑色のスクラブソープがあり、こちらでケアしたところしっとりツルツルの仕上がりに!
家族も、帰りにショップで購入して行くほど気に入っていました。
ネットでも購入できるようなので、お土産分を使い終わったら再度購入予定です。
お風呂上がりには、ゆっくり休めるスペースがあるということで少し身体を休めてからお部屋に戻ることに。
サロン青嵐は、大浴場を出てすぐのところにあるフリースペースです。
冷たい緑茶とハーブティの2種類が用意されています。
コーヒーなどが飲みたい場合は、カフェのラウンジ花影かルームサービスでお願いすることができます。
雑誌やテーブルがあり、ちょっとした雑談などにも重宝するのがこちらのサロン青嵐。
青々とした木々に囲まれ、まるで青い嵐の中にいるように錯覚してしまいます。紅葉の時期なども違った雰囲気を楽しめそうです。
コロナ渦の影響もあってか、私たちが立ち寄ったときには1組ほどしかいらっしゃいませんでした。
ハリボーは元々ハーブティーは苦手だったのですが、ドバイに行ってから突然ミントティーやハーブティーに目覚めて、今では毎日のように何かしらのハーブティを飲んでいます。
そのため、今回もハーブティをチョイス。
綺麗な赤色ですね。少し酸味があって、それでいて飲みやすいハーブティーでした。
冷たい飲み物をいただき、一休みできましたので、お部屋に戻ります!
ルームサービスをチェック
お部屋に戻ると、夕食まで少し時間があるのでどんなルームサービスがあるかチェックしてみましょう。
高級な素材を使ったお料理のあるあるだと思いますが、「時価」・・・いったいどれくらいするのかは謎のままにしました。
夕食では懐石を楽しむため、伊勢エビなどに心引かれますが、ぐっと我慢です。
自宅では毎日コーヒーを飲むことで、朝が始まります。朝はコーヒーという方は、ラウンジ花影もしくはルームサービスをお願いするのがおすすめ。
ノンアルコールドリンクの一覧。
今やなかなか手に入らないジャパニーズウイスキー、
以前、大阪の山崎蒸留所に行ったことがあるのですが、そちらでは18年ものをいただいた記憶があります。
山崎12年もグラスなら注文できそうなお値段です、飲んでみたかった!という方はぜひ。
ボトルのウイスキー&ブランデー
お祝い事などの際にはシャンパンもお願いできます。
ノンアルコールビールも!
ボトルシャンパンとボトルワインのリスト
焼酎派のかたもご安心を。
日本酒も一合から注文できるので、いろいろな種類を試したいところ。
宿泊した時期が緊急事態宣言中だったため、レストランなどではアルコールの提供は中止。
ただし、ルームサービスの場合は例外のようで、夕食の際にはアルコールも楽しめるということ。
日本酒大好きな母も一安心、夕食がさらに楽しみになりました。
お楽しみの夕食
待ちに待ったお夕食は18:30から開始です。すべて部屋食なので、用意を待つのみ。
のんびりと待ちましょう。
夕食の詳細は以下の記事をご覧ください。
一浴びして、おやすみなさい
食後しばらくはのんびりスゴしていましたが、1時間ほどすると祖母が先に休むということに。
お部屋にあるお風呂に一緒に入らないか誘ってみたのですが、「温泉も十分入ったから後は2人でのんびりしなさい」と、
夜用のおむつに、パッドも装着してもらい一足早く夢の中へ。
私たちの宿泊したお部屋は、露天風呂のないタイプですがお部屋のお風呂がまさかの檜風呂でした!
母と私は、楽しみにしていたヒノキ風呂にゆっくりとはいりました。
お湯をはることで、檜が香り立ち最高の空間です。
母と親子2人で、ヒノキ風呂につかる幸せ。強羅花壇に宿泊の際は、是非部屋風呂に入ることもお忘れなく。
お部屋にぬれたタオルも干して寝る準備が整いました。
厚手のベットパッドのようなお布団、パリッとしたシーツに包まれて。
それでは、おやすみなさい・・・
90代を連れての箱根家族旅行、1日目でした。
夏場のため、一番に気をつけたのが祖母の体力と脱水対策です。経口補水液をこまめに飲んでもらい、ランチの際にはアルコールが飲めなかったのも良かったのか、多少の疲れはあるものの、楽しんで過ごせたようです。
皆さんのご旅行の参考になれば幸いです。
では、また次回!